がんの症状が改善した時の表現として完治とか寛解などの言葉があります。完治は完全にがん細胞をすべて摘出することができて、症状が改善した状態のことを言います。完治と言うのは患者さんにとって最も喜ばしい状態です。それに対して、寛解は症状が落ち着いていて問題ない程度まで改善した状態のことを言います。非ホジキンリンパ腫の治療の場合は寛解がベストな状態を示すわけですが、それはどういうわけでしょうか。

寛解と言う状態がベストな状態になっている

非ホジキンリンパ腫などの悪性リンパ腫の場合は基本的に完治という言葉を使用することはありません。それはなぜかというと、悪性リンパ腫自体が再発しやすい病気のために、完治したということを断言することができないからです。がん細胞を殺したとしても、実際にはその芽がまだどこかに残っているということもあり得ますし、一時的にかくれているだけということも十分にあり得ますので、安易に完治したということはできないです。

寛解と言う状態では再発の可能性はあるという風に考えておいたほうが良さそうです。寛解と言う状態から3年ぐらい経って再発が見られなければ、寛解の状態に比べると再発のリスクは減ったという風にみなしてもいいでしょう。しかし、10年後に再発するという可能性もゼロではありませんので、再発に備えるということは大切になってきます。

再発を予防するためにできることはあるのか?

非ホジキンリンパ腫で寛解したとは言ってもこの病気は再発するリスクが高いために、治療が終了したとしてもきちんと定期的な検査を受けなければいけません。検査を定期的に受けることによっていち早く再発したのかどうかが分かりますので、元気なうちに治療を再開することができたりします。この病気と長期的にうまく付き合っていくという観点も必要になってきます。

再発防止のために抗がん剤治療を受けるということもありますが、自分で運動や食事などの生活習慣に気をつけることによって再発のリスクを下げることも可能です。喫煙やお酒の多飲、肥満体型と言うのは再発リスクが高くなります。それに比べて、野菜や果物などのビタミンを良く摂取したり、出来る範囲で運動を継続的に心掛けると再発のリスクが低くなります。