血液でかかるがんとしては白血病や多発性骨髄腫、悪性リンパ腫の3種類があります。非ホジキンリンパ腫と言うのは悪性リンパ腫の一つの種類のことを言います。悪性リンパ腫は免疫を司る細胞であるリンパ球ががんに変異して、リンパ節の腫れやしこりとなって表に出てくる病気です。今回は悪性リンパ腫の中でも非ホジキンリンパ腫と言う種類について詳しく見ていくことにします。

悪性リンパ腫患者の多くがこちらのタイプ

日本においての悪性リンパ腫の90%近くが非ホジキンタイプのリンパ腫で、年齢が高くなるにつれて発症する人が多くなります。さらにこちらのタイプはがん化するリンパ球のタイプによってT細胞型とB細胞型、NK細胞の3つに分類され、B細胞型に当たる人が大多数を占めます。実際には悪性度合、リンパ球、進行スピード、形などによって30種類ぐらいに分類され、それぞれによって治療のしやすさなどが変わってきます。

悪性リンパ腫であればリンパ節に腫瘍ができることが多いですが、こちらのタイプでは30%近くがリンパ節以外の臓器で腫瘍が見つかっています。リンパ節は全身を廻っていますので、全身のどこにでも発生する可能性はあります。

早期に発見するということがとても難しい

体のどこかに痛みが生じていれば何か悪いんだなと言うことがすぐに分かりますので、病院に行って検査を使用という気持ちに向かうわけですが、悪性リンパ腫は多くの場合痛みなどの自覚症状がないために、早期発見をすることが難しい病気です。強いて言えばリンパ節が腫れてくるという程度で、それも別段痛みを生じないので、そのままにしているという人もいるくらいです。

もし早期発見をするというのであれば、定期的に健康診断を受けることが大切になってきます。血液検査などで異常が出てそれから詳しく調べてみて、初めて悪性リンパ腫にかかっているということが分かるわけです。詳しい原因と言うのも分かっていない病気ですので、日頃の健康管理が大切になってくるでしょう。

治療法の進歩により5年生存率が上がっている

以前は悪性リンパ腫であっても不治の病として恐れられてきましたが、放射線治療や抗がん剤治療、造血幹細胞移植などの治療法が確立してきたこともあり、5年生存率が上がってきています。全身を廻っているために外科手術で腫瘍を切り取るというのは難しいですが、抗がん剤治療が他のがんに比べて有効だということでこちらの治療法が中心になっています。

悪性リンパ腫の非ホジキンリンパ腫の場合はステージが4段階に分かれていて、ステージ1であれば5年生存率が70%から90%ぐらいあるわけですが、ステージ4になってくると5年生存率が50%程度にまで下がってきます。適切な治療を受けることによって長く生きることも可能ですので、なるべく早く見つけることが大切です。